ダイナミックな日本海の海岸線 立神岩

出雲国と石見国の境目辺り、大田市波根町の海岸線に一風変わった岩がある。
９号線の北側、岬の先が分離したように見える岬の先端が「立神岩」(たてがみいわ)、その目の前に浮かぶ烏帽子のような島が「立神島」(たてがみじま)である。

この辺りの地形は日本海の荒波に削られた海食崖で縞模様の地層がそのまま見え、「立神島」は約４０メートル、「立神岩」は約８０メートルもの高さがある。

また、この島の下を穢れた者が船で通るとたちまち転覆してしまうという言い伝えもある。
日本海の荒波に削られて出来上がった地形らしい伝承だ。

来る７月２５日には「キャンドルナイトin波根海岸」という行事も行われるとの事。
昼と夜、それぞれの景色を楽しんでみるのも良いのではないだろうか。