八百万の神々が集まる出雲大社
大国主命(おおくにぬしのみこと)を主祭神としてお祀りしており、創建年ははっきりとは分かっていないが、古事記・日本書紀の記述から推測すると今より2千6百年前を超えると思われる。
現在の御本殿は延享元年(1744年)に建て替えられた社殿で、明治・昭和と修造(修理)が行われたが、平成20年から平成25年まで再び修造が行われ、御本殿を始めとした社殿が麗しく甦り、平成25年5月10日に本殿遷座祭が執り行われた。
一部修造が終わっていない社殿などは、平成28年まで修造が続く。
御本殿は高さが24メートルあり、それでも現存する本殿としては最大級の建築であるが、およそ千年前は倍の48メートルの高さがあり、奈良の東大寺大仏殿や京都の大極殿より大きい日本一の高さの建物だった事が当時の教科書である「口遊」(くちずさみ)という書物に書かれている。
神社の年間の祭事の中でも最も重要な「例祭」は、出雲大社では「大祭礼」とも呼ばれ5月14日に行われる。
このお祭りは天皇陛下のお使いである「勅使」の参向がある「勅祭」である。
また、旧暦10月10日からおよそ1週間続く神在祭には全国から八百万の神々(やおよろずのかみがみ:とても多くの神々)が集まり「幽事」(かくりごと:目に見えない世界の物事)を相談される。
その際に男女の縁も相談されると言われ、これが縁結びの神と言われる所以であり、神在祭の期間には全国より非常に多くのお参りがある。
因みに神在祭の期間は古来「恐れ多い八百万の神々がいらっしゃるので忌み慎む期間」という意味で「お忌みさん」とも呼ばれ、神様の会議の邪魔にならぬよう静かに暮らすものであった。
現在はこの期間のお参りが増え少々賑やかになったが、本来は静かに暮らすのがこの期間の出雲での作法である。
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みんなのフォトの中からainishiさんの撮影場所を紹介させてもらったまろ!ainishiさん、投稿ありがとまろ!
出雲大社
Phone |
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0853-53-3100 |
Address |
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195 |
Access |
出雲市駅 バス①番のりば(一畑バス) 所要時間:およそ25分 |
Open |
[3月~10月] 午前6時~午後8時 [11月~2月] 午前6時30分~午後8時 [御祈祷の受付時間] 午前8時30分~午後4時30分 |
URL |
http://www.izumooyashiro.or.jp/ |
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