イチオシ

出雲大社の祭儀とウサギたち

記念すべき第1回の「イチオシ」以来、多くの方から出雲大社の写真をご紹介頂いたので、再度紹介させて頂きたい。

出雲大社では基本的に毎月1日の午前9時より月始祭が執り行われる。(他の祭典と併せて行うために名称や時間が変わる月もあるので注意)
他の神社でも神職が常駐している神社なら月次祭などと呼ばれることもあるが、基本的に毎月1日と、神社に依っては15日にも同様の祭典が行われているので、そういった機会に近くの神社を訪ねてみるのも良いかもしれない。

出雲大社では毎年50回を超える恒例祭典(毎年毎月決まって行う祭典)があり、大祭・中祭・小祭と分かれるが、毎日午前午後の2度行われる「日供祭」も小祭に準じた規模で行われる。(通常他の神社ではもう少し小規模で行われる事が多い)

祭典に向かう神職の装束を見ると色んな色の袴を履いている。
この袴の色、神社に依って若干異なる事もあるが、見習いの内は無地の白袴、正式な神職になると浅葱(浅黄:あさぎ)色になり、紫袴・紋入りの紫袴(実は2種類に分かれている)と進み、紋入りの白袴が最高位となる。見習いの内は純粋な白、色々な経験を積み、最後はまた白に戻るという事であろうか。

境内の所々でウサギの像が見られるが、これは「因幡の白兎」がだましたサメ(古代ではサメをワニと呼んでいた)に皮を剥がれた際に、治癒をした事が所以である。

古来出雲大社の御祭神の大國主大神は縁結びの神として有名なのは、周知のとおりであるが、元々は国造りの神、医療の神、死後の世界をつかさどる神として広く崇敬を集めた。
写真を紹介した御本殿の裏手以外も参道の脇の広場など、色々な所にウサギの像があるので、ゆっくり散策しながら探してみてはいかがだろうか。
また、一説にはこの裏手からの御本殿の姿を岡本太郎氏が見たことが、大阪万博の太陽の塔の制作に影響を与えたとも言われている。

本サイトで紹介する場所も行った時に依って色々な表情が見られるので、ぜひ何度も訪れて頂きたい。

出雲大社

Phone
0853-53-3100
Address
〒699-0701
島根県出雲市大社町杵築東195
Access
出雲市駅
バス①番のりば(一畑バス)
所要時間:およそ25分
Open
[3月~10月]
午前6時~午後8時
[11月~2月]
午前6時30分~午後8時
[御祈祷の受付時間]
午前8時30分~午後4時30分
URL
http://www.izumooyashiro.or.jp/
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